こんな人におすすめ
- 園長の保育観が理解できない
- 園長が自分にだけ厳しい気がする…
- 他の保育園も一緒なのかな…
園長が個性が強い人が多いと聞くけど、どこまでが許される範囲なの?この先もずっとこの人の下で働いていけるの?と不安になっているのではないでしょうか。
結論、保育園の園長がおかしい・やばい時はすぐに対処した方が良いです。
あなたがこの先も保育士を続けたいのであれば、職員からも保護者からも信頼される園長のいる保育園を選びましょう。
ただし、保育園選びを間違えると、またおかしな園長のいるブラック園に就職してしまいます。
そうならないためにもこの記事を最後まで読んでくださいね。
保育園の園長がおかしい・やばい時はすぐに対処しないとヤバイ
この記事を読んでいるということは、今働いている保育園の園長と合わないと感じているからですよね。
何か変だけど保育園ってこんなもんなのかな?と感じているならば、早めに対処しないとあなたの身体を壊してしまいかねません。
- 時々だった耳鳴りが頻回になってきた
- 夢にまで出てきてぐっすり眠った気がしない・寝ても疲れが取れない
最初は気のせいかな?の思っていた症状は止まることなく悪化することがほとんどです。
仕事に慣れることはあっても、合わない相手とずっと一緒にいる限りストレスは続くものです。
とは言え、すぐに辞めるべきなのか、今の園で続けていても大丈夫なのか、私の体験を踏まえて対処法を見てくださいね。
保育園の園長がおかしい・やばい特徴10選
これまで私は5人の園長と仕事をしてきました。
その中でも「おかしい」と印象に残っている園長の特徴を紹介します。
5つ以上当てはまると相当ヤバイ園長です…
- リーダーシップがない園長
- 園児より自分の都合を優先する園長
- 子どもの前で怒る園長
- 不必要な仕事を押し付けてくる園長
- トラブルの対応をしない園長
- 保護者の味方をする園長
- 保育観を押し付けてくる園長
- 人によって態度を変える園長
- 体調不良でも帰らせてくれない園長
- 労働環境を改善しようとしない園長
①リーダーシップがない園長
言っていることがコロコロ変わる、気分屋の園長です。
気分によって態度を変えられていては、現場の保育士たちは振り回されてばかりです。
文句も出てくるし、園として締まりがなくなってきますね。
- 集団保育からコーナー保育変更する
- 「主体性が大事だから」と好きな時間に食事をしても良いことにする
園長の意見がコロコロ変わると現場はついていけません。
②園児より自分の都合を優先する園長
保育士だと、「今は目が離せないな」と感じる瞬間がありますよね。
目を離してしまうと、園児が危険にさらされたり、トラブルが起こったりしてしまいます。
そのようなタイミングにも関わらず、自分の都合で呼び出したり、急に保育に入ってきたりする園長も中にはいるのです。
- 歌の練習をしている時、急に部屋に入ってきてピアノを替わり指導し始めた
- 自由遊び中に呼び出され、見守る保育士が減ったことでトラブルを防げず園児がケガをしてしまった
- 給食中に呼び出されて見守りが一人になり、誤飲やのど詰めが起こらないかヒヤヒヤした

今部屋を離れるのはちょっと…という時でも、否応なしにみんな階段を駆け降りていたのは異様な光景でした。
保育士でも「変だな」と思うのに、保護者が知れば「安全面は大丈夫?」と不安になる状況でした。
③子どもの前で怒る園長
アピールのためなのか、部下に対して大きい声で叱責したり、みんながいる前で注意をしたりする上司もいますよね。
同僚のみならず子どもたちの前で怒られるというのは本当に辛いもので、かなりメンタルにきますよね。
園長先生にクラスの先生が怒られているのを見たら、クラス崩壊にも繋がりかねません。
運動会の練習中に急にダメ出しをし始め、練習は止まる上に園長の口調はどんどんヒートアップしていく…ということがありました。
私自身がその場にいられなくなり、「こんな園長と一緒に働きたくない」と思って園を去りました…
④不必要な仕事を押し付けてくる園長
ただでさえ忙しい保育士の仕事なのに、やみくもに研修を開催する園長がいました。
園長の気分によって自分が必要と思っていない研修に参加しないといけないのは、時間と労力を取られてしまいます。
日中は保育があるので、研修が行われるのは夕方~夜間にかけてです。
「帰って早く休みたい」「余計な研修を受けている間にあの仕事ができるのに…」そう思っているのは私だけではありませんでした。
研修を受けられるのはありがたいことである半面、仕事が増える一方で悪循環でした。
⑤トラブルの対応をしない園長
園の最終責任者である園長が、全くトラブルの対応をせず保育士任せなのは、責任逃れでおかしいですよね。
保護者対応は基本的に保育士が行うものではありますが、時にはうまく収束できないこともあります。
- 自分には関係ないと言う
- 「あなたの仕事」だと突き放される
園で起きたトラブルは、保育園の責任者である園長が責任を取るべきですよね。
⑥保護者の味方をする園長
上記のように保育士任せな園長もいれば、前に出てきすぎる園長もいます。
保育に対する考え方は色々あったとしても、園長は園の保育士の味方であるはずですよね。
しかし、保護者からクレームがあった時に、担任そっちのけで勝手に話を進めていき、「こういう風に決まったから」と、事後報告されたことがあります。
担任といえど、園長が決めたことを覆すことはできないので、納得いかない内容になっていてもそのまま対応を続けないといけないことがあり辛かったです。



どちらが担任か分からなくなってしまいますね…
⑦保育観を押し付けてくる園長
人間ですから、いろいろな考え方があって当たり前ですよね。
しかし、なるべくなら保育観が合う園がいいのは言うまでもありません。
保育観が合わない | 保育観が合う |
---|---|
・人間関係で揉めやすい ・メンタルが病む | ・人間関係がいい ・幸せに働ける |
園の方針というものがあっても、保育のやり方まで強要されるのはおかしいです。
⑧人によって態度を変える園長
多少の性格が合う合わないがあっても、仕事上では最低限コミュニケーションが必要になりますよね。
園長という立場であれば、保育士みんなとのコミュニケーションを取るべきだと思います。
にも関わらず、人によって態度を変えられると、パワハラにもいじめにも発展してしまいかねません。
トップに立つ人であれば、従業員である保育士を守るべきなのに、守れていないと信用できず、「やばい」と感じてしまいます。
- 挨拶をしても無視される
- 小さいことでも大げさに指摘する、注意が長い
- 他の職員もいる前で指摘する



見ているだけでも嫌な気持ちになっていました…
みんなに平等に接して働きやすい職場をつくるのが園長の役目なのに、園長のせいで雰囲気は最悪ですよね。
⑨体調不良でも帰らせてくれない園長
体調管理は社会人として大切なことですが、体調が悪いまま仕事をするのはパフォーマンスも下がりますし、何より体に悪いですよね。
子どもや同僚に移してしまう可能性もあります。
職員の子どもが熱を出しているのに帰らせてもらえなくて困っている先生がいました。
- 実測体温計で38.0度以上ないと帰らせてくれない
- 勤務中に負傷して病院へ行ったが、骨折していてもまた園に戻って保育に入るよう指示があった



園で熱があっても病院で感染症でなければ戻ってこいと言われたこともあるようです…
園児が熱を出していたらすぐに呼び出しの電話をさせるのにおかしな話ですよね。
⑩労働環境を改善しようとしない園長
仕事をする上で環境が整っていないと体調に悪影響を及ぼすのは言うまでもありません。
以前勤めていた園では、真夏でもエアコンの設定温度が決まっていて「それ以上下げるな」と言われていました。
暑すぎて外に出られないからとお部屋の中で体を動かして遊ぶと、子どもたちはすぐ汗だくになっています。
それでも下げられないと、真面目な先生はちゃんと守っていました。
子どもたちにはすぐ水分を取らせるようにしていましたが、保育士はそうもいきません。
タイミングを失って喉カラカラ…なんてことは日常茶飯事です。
部屋の中でも熱中症になるのに、どう考えてもおかしいですよね。
- 節電のために電気を消すのだが明らかに暗すぎて雰囲気も良くない
- エアコンの設定温度が高め・低めで変更できない
- 時間帯によって保育する人数が足りていない
保育園のダメな園長への対処法
おかしな園長に我慢するだけではなく、対処法もあるので参考にしてくださいね。
- 同僚に相談する
- 言われたことを適度に聞き流し、深く受け止めすぎない
- 必要なこと以外は距離をおく
- 園長とのやり取りを記録しておく
- 転職する
同僚・主任に相談する
同じ現場で働く同僚なら状況が分かりやすく、相談しやすいですよね。
自分だけの悩みなのか、職場全体としての課題なのかも分かるでしょう。
「園長からこんな言い方をされた」「こんなことを見かけた」など実際にあったことを話してみましょう。
共有することで心のよりどころもでき、適切なアドバイスや対応策を教えてもらえると安心しますね。
言われたことを適度に聞き流し、深く受け止めすぎない
園長から放たれる心無い言葉を全部真に受けていたら身が持ちませんよね。
おかしい園長というのは気分屋なことも多く、思いついたことをただ口にしていることもありますし、あなただけが悪くて言われているわけではないのです。
「またあんなこと言ってる」「私のせいじゃない」と心の中でつぶやいてみてください。
特に保育現場では園長だけではなく、多くの価値観が交錯することはつきものです。
必要以上に自分を責めることはストレスとなり、体調を崩してしまいかねません。
できていないことやミスしたことは反省や改善しないといけませんが、軽く聞き流すくらいでちょうどいいのです。
最低限のこと以外は距離をおく
そうは言っても言われたら気にしてしまいますよね。
なので、物理的に距離を取りましょう。
- 事務所に行く回数を減らすために、文房具は常にストックを切らさない
- 他の職員がいる時しか事務所に行かないようにする
- 園長の視線を感じたら子どもと全力で遊んだり、他の職員と保育の相談をしている振りをする
近づかなければ園長の態度を気にしたり、何かを言われたりすることがなくなりますよね。
必要な報告ややり取りに集中して、それ以外はなるべく関わらないようにしましょう。
園長とのやり取りを記録しておく
園長とトラブルが起きてしまった時や主任や同僚に相談する時に、日時や内容のメモがあると具体的な証拠となり、事実関係を明確にすることができます。
「〇月△日、保育中に子どもの前で叱責された」「〇月△日、予行練習の反省会で先生がたくさんいる中、30分以上指摘され続けた」など具体的に記録しましょう。
記録をつけることで自分自身も冷静になりやすく、相談しやすいですよ。
あまりにもハラスメントがひどい場合には記録を元に外部機関へ相談してみましょう。
転職する
園長の性格や考え方を変えるのは難しいので、自分でできることにも限界があります。
色々試したけどもう無理!と感じている場合は、転職を検討しましょう。
身体に不調をきたしてまでその職場で働き続ける必要はありませんよ。
転職するなら転職エージェントを活用しましょう。
「人間関係の良い職場で働きたい」「収入UPしたい」「残業が少ない園がいい」など希望に合った園を紹介してくれますよ。
エージェントによってサービス内容や取り扱っている求人数が異なるので、複数登録することをおすすめします。
保育園の園長がおかしい・やばい時にすべきこと
園長がおかしい・やばいと感じていると、「転職」が頭に浮かんできますよね。
そんな時にまず自分自身ですべきことを紹介します。
無料で市場価値を診断する(転職エージェント)
転職エージェントに登録し、どんな求人を紹介してもらえるか見てみてください。
あなたが働く上で大切にしたいことを考えて、今より好条件で働けるかどうかを現実的に確認することができます。
- 人間関係
- 給料
- 残業の有無
- 通勤時間 など
市場価値が分かると、今の園に固執せずに済み、気持ちも軽くなりますね。
働く目標を振り返る(キャリアコーチング)
転職エージェントはハードルが高い方や、保育士以外の仕事も視野に入れたい方は、キャリアコーチングがおすすめですよ。
キャリアコーチングとは、プロのコーチと一緒に自己分析をおこない、理想のキャリアプランを設計する伴走型のキャリア支援サービスです。
ポジウィルキャリア・キャリドラ・マジキャリなど様々な会社がキャリアコーチングを行っています。
無料体験も用意されているのですが、無料分だけでも自分を見つめるきっかけになりますよ。



私も実際にポジウィルキャリアの無料体験を受けたことがあります。
自分では考えたこともなかった職種もおすすめされて選択肢が広がりました!
キャリアコーチングを受けることで「何のために働きたいのか」が分かります。
今の仕事が向いているか、異業種への転職が向いているかなどを知る手掛かりになりますね。
保育園の園長が高圧的・ワンマンな可能性があるチェックリスト
いくら同僚との関係が良くても、園長がおかしい保育園はブラック保育園の可能性が高いです。
チェックリストを見てみてください。
あなたはこのまま今の職場で働けそうですか?
- サービス残業を黙認している
- 先生の人数が足りていない
- 先生の怒鳴り声が聞こえてくる
1:サービス残業を黙認している
サービス残業は保育士なら当たり前だと思っていませんか?
場合によっては、労働基準法違反になりますよ。
ブラック保育園 | ホワイト保育園 | |
---|---|---|
月案の作成 | 家で書く | 勤務時間内に書く |
残業代 | なし | 100%支給 |
ワークライフバランス | 自分の時間がない | 自分の時間を満喫できる |
サービス残業をするのは自分に能力が足りていないせいではありません。
仕事の効率化は大切ですが、きちんと働いた分は賃金を支払われるべきです。
2:先生の人数が足りていない
保育園は職員の配置基準が定められていますね。
最近は基準が見直され、保育士1人当たりの子どもの人数が以前に比べてゆるやかになってきています。
年齢/保育士の1人当たりがみる人数 | 0歳児 | 1歳児 | 2歳児 | 3歳児 | 4,5歳児 |
---|---|---|---|---|---|
旧基準 | 3人 | 6人 | 6人 | 20人 | 30人 |
新基準 | 3人 | 6人 (※) | 6人 | 15人 | 25人 |
しかし、なかなか保育士が見つからずに人手不足な保育園があるのも現状です。
国は基準の緩和により、すぐに保育士の確保が難しいことも踏まえて経過措置があるようですが、結局現場の保育士にしわ寄せがくるのは言うまでもありません。
たくさんの子どもを見ながら、様々な業務をこなしていかなければいけません。
基準が緩和されることで、見守る目が増えるだけでなく、仕事も分担できますよね。
経過措置があるからと、人手不足を軽視している園はブラック保育園と言えます。
早々に基準を満たしたホワイトな保育園を見つけましょう。
(※:令和7年度より5人以下は加算あり)
3:先生の怒鳴り声が聞こえる
先生の怒鳴り声が聞こえるのは、先生に余裕がないからです。
「危険を制止するため」「感情的になっているため」など理由はあるでしょうが、たいていは「感情的になっている」ことが多いです。
- 時間に遅れそうで「早くして」と大きな声を出して急かす
- お遊戯などで何度やっても覚えられない子どもに「何回言ったらできるの」と怒る
園の決まりや雰囲気が厳しい、求められるレベルが高すぎると、保育士も余裕がなくなってしまいこういった言動に現れてきます。
よくある質問
家族経営の保育園だとおかしい園長が多いですか?
経験上、多いです。
もちろん中には気のいい園長もいると思いますが、家族経営の園かどうかはチェックする方が無難です。
おかしい園長かどうかを見極める方法はありますか?
園見学や面接の時に、良いところしか言わない園長は要注意です。
悪い点も正直に言ってくれる園長は、対面を気にして隠すようなことをしない、悪い面も受け止めながら改善していこうとする気持ちを持った園長だと受け取れますね。
まとめ
本記事では、保育園の園長のおかしい特徴や対処法についてまとめました。
おかしな園長が保育園にいる中で仕事をするのはしんどいですよね。
「相手にしない」こともできますが、園や園長が変われば働きやすさも変わり、保育士の仕事がさらに楽しくなってくるかもしれません。
無理をせずに自分に合う職場を見つけて素敵な保育士ライフを送ってくださいね。
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